界立異界第七高等学校

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 そもそも私がこの学校を選んだのは「なんとなく他人とは違う職業につきたい」という至極ありふれた、そして大変失礼な理由からでした。入学してすぐに私はなんと失礼な考え方をしていたのだろうと恥ずかしくなりました。きっかけは特別授業で見学した魔王討伐だったのですが、その真剣さに、現役勇者と魔王である特別講師の方の物言わぬ迫力にすっかり呑まれてしまったのです。それから「私もああなりたい」「世界の役に立ちたい」と勉強を続け(そういう意味ではこの学校は非常に良い環境でした。必要なものはなんでも揃っていましたし、教師陣は個性的ですが腕は一流です)そうしてなんとか現在、勇者として活動しています。
 世界をひとつ救うたびに、私はあの勇者のようになれているだろうかと自問します。学生の皆さん、私が特別講師をしている課外授業で出会ったときは教えてくださいね。私が立派な勇者に見えるかどうか。

救世科/勇者コース 界暦395年卒業 桐原誠司

(株)ワールドシステム 異界部門第十二救世管轄課 勇者


 私は卒業後すぐ、在校中に取った資格を生かし四天王の座に座ることができました。
 「最近の四天王は無個性だ」と嘆かれる昨今ですが、本学で学んだことを生かし個性ある魔王軍の創出に一役買えたのではないかと自負しています。
 あえて言います。「最近の勇者は無個性だ」。 見事本学を卒業し、私を倒しに来る程力をつけた勇者の皆さんと戦える日を先輩として楽しみにしております。頑張ってください。



征服補助科/征服補助物理コース 界暦398年3月卒業 山田良太郎

(株)ブレイバー 異界部門第一魔王城課 四天王"炎の山田"


 勇者の仲間は勇者に比べて目立たない、というご意見をよく戴きます。
 そして、私はいつもそれを聞くたび内心でガッツポーズをとっています。勇者の仲間、我々救世補助者は勇者よりも個性的でなくてはならず、なおかつ勇者より目立ってはいけません。そういったご意見を戴くということは、私が「うまくやれている」ということに他ならないのです。そしてそれは物語の成就に必ず必要なことであり、我々が成さねばならない大切な仕事です。
 目立たないから、地味だから、引き立て役だから。救世補助者を志す学生は年々減りつつあると聞きます。果たして本当にそうでしょうか。「名脇役」であるということ、それを目指して精進するということ。その重要さ、素晴らしさを、この学校で学んでみませんか。

救世補助科/斥候コース 界暦401年卒業 千代田茜

(株)ジェネシスクリエイト 異界部門第三救世管轄課 第二狩人


 世界を救いたいと願う人々は意外に多いと思いますが、思うだけではいけません。行動に起こさないといけないのです。
私はこの学校に入学し、実際に世界を救うことの難しさをひしと感じました。
 ここは現実を知り、それに抗う力を身につけることができる学校です。今現在の職場では人間関係も良好で、学んだことを遺憾なく発揮できています。卒業後、即戦力として動ける面白さ、味わうならばここですね。




救世科/勇者コース 界暦406年卒業 花澤かな

(株)パラケルスス王国 異界部門第一救世管轄課 勇者


 魔王はすばらしい職業ですが、もちろん憎まれることもあります。魔王が憎まれなければ物語は成就しませんし、物語の成就なしに世界再生は成りません。私がこの学校で学んだのはそういうことでもありました。
 世間では世論からのバッシングに耐え切れず業務を放棄する魔王が多いと聞きますが、この学校できちんと学んでいればそうはならないでしょう。
 この学校の先生方は「人から憎まれることの大切さ」「世界の中で果たさなければならない役割」そして何より「魔王という職業の誇り」を教えてくれます。ここで学んだ経験があるからこそ、私は今も自信を持って魔王を勤めることができるのです。


征服科/魔王コース 界暦397年卒業 芹沢孝一

吉崎異界システム(株) 異界部門第三十二魔王城課 魔王


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